2.将来的な課題:通常学級の多様性対応力を強化
「インクルーシブ教育」とは、ただ同じ場所で学ぶということではなく、「全ての子が認められ、置き去りにされない」ことです。障害の有無や家庭の状況等にかかわらず、ひとりひとりの違いが認められ、誰も排除されず多様な皆が共に学んでゆける環境で育つことが、いま障害や困りを感じていない子にとっても大切です。
例えば担任以外の支援員の導入や少人数学級・習熟度別授業などにより、通常学級の多様性対応力を強化することを目指さなければなりません。これまで特別支援学級で実践されてきた支援の実績も、ここで生かされるはずです。